松田 岩夫 グローバル・イノベーターズ代表社員インタビュー〜日本版シリコンバレー創設に情熱を燃やす
(聞き手:松崎 隆司=経済ジャーナリスト)
産学連携の中で最先端技術を発掘し、新産業育成のために設立されたグローバル・イノベーターズ(GLIN)。なぜ設立したのか。今後はどのような展開を進めていくのか。元科学技術担当大臣でGLIN代表社員の松田岩夫氏に話を聞いた。
── グローバル・イノベーターズ(GLIN)を立ち上げようと思ったのはなぜですか。

松田 岩夫(まつだ・いわお)
1937年岐阜県生まれ。71歳。60年に東京大学法学部を卒業。その後通産省(現経済産業省)に入省し、81年名古屋通産局総務部長で退官し、86年に衆議院議員選挙に出馬し当選。その後3期衆議院議員を務め、98年には参議院議員に出馬し当選、2001年経済産業副大臣、2005年には科学技術政策・食品安全・情報通信(IT)担当大臣就任した。2007年11月にはグローバル・イノベーターズ合同会社を設立、代表社員に就任している。
松田 科学技術担当大臣となったときに、第三次科学技術基本計画を策定しました。その議論の中から「これからは科学技術によるイノベーションがものすごく大事になる」という意見が出ていました。グローバル化と科学技術の急速な進歩の中で、本当の競争力というのは、結局科学技術なのです。そのため各国で「科学技術強国」や「イノベーション立国」といった考え方に基づいた政策がとられました。例えば米国では、「米国競争力イニシアティブ」という政策を発表し、すでに法案化しています。中国は「科学技術強国 創新型国家」を目指そうと胡錦濤国家主席や温家宝首相の下で科学技術推進策が強力に進められています。そのような中で私も日本でイノベーションを起こそうと、第三次基本計画を作り上げました。これは成果を上げつつあると思いますが、その一方でその間にいろいろな国を勉強して歩くと、ものすごい勢いで世界は変化していたのです。
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