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新テレビシリーズでお茶の間にアピール

東京国際映画祭で『IGPX』の特別上映があったときの舞台あいさつで。カートゥーンネットワークの『IGPX』プロデューサー、ショーン・エイキンス氏(中央)と一緒に

「お客さん」を意識したわかりやすい作品、原案を持つ強み、その二つの要素を兼ね備えているのが、2005年秋から放送がはじまった二つのテレビシリーズである。

一つは、世界最大のアニメ専門チャンネル、カートゥーンネットワークと共同製作した『IGPX』だ。

近未来を舞台に、時速400キロで疾走する人型高速競技メカ「IGマシン」で繰り広げられるレース(Immortal Grand Prix・略してIGPX)を描く、スポーツアニメーション。

しかも、タイトルが秀逸だ。これは『Production I.G』を宣伝するための番組かと思ってしまうほどである。

そしてもう一つが、テレビシリーズ、『BLOOD+(ブラッド・プラス)』(土曜午後6時、MBS/TBS系で放送中)である。

現在のところ視聴率では苦戦しているが、『機動戦士ガンダムSEED』や『鋼の錬金術師』などの人気番組が放送されていた時間枠でもあり、関係者の期待は高い。

石川が言う。

「『イノセンス』は万人受けする作品ではなかった。これでI.Gという名前が、茶の間のお客さんにも届くんだよ」

※本文敬称略

梶山 寿子

神戸大学文学部卒業。テレビ局勤務を経て、ニューヨーク大学大学院に留学し、メディア環境学を専攻。92年修士号取得。読売新聞米国現地版で記者として勤務した後、フリーになり、日米で取材、執筆を続ける。98年に帰国、社会・家族問題、ビジネス・トレンド、人物ノンフィクションを中心に、幅広い分野で執筆。TVコメンテイターとしても活動中。特に近年はアニメーションをはじめとするコンテンツ・ビジネスの取材に力を入れている。主著に、スタジオジブリのビジネスを追った『ジブリマジック』(講談社)、『家族が壊れてゆく』(中央公論新社)、『子どもをいじめるな』(文春新書)など。

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