図らずも「攻殻」シリーズとのシナジー効果が生まれ、テレビシリーズ『攻殻機動隊 STAND ALONE COMPLEX』のDVDは150万枚、総額90億円を売り上げる大ヒットとなった。
結果的に、石川がいちばん最初に企画したような、メディアミックスの戦略が生きたのである。
また、テレビシリーズの監督に起用した神山健治が、期待以上の働きで次世代を担う存在に成長したのも収穫の一つだろう。

2005年10月に開催した東京国際映画祭のトークショーで神山健治監督(右)と(東京・六本木ヒルズ)
すべてを終え、石川はこう語る。
「I.Gは『イノセンス』で傾いた、って世間では言われているけど、それは違う。テレビシリーズへの波及効果を考えると、実はずいぶん儲けたんだよ。I.Gのブランドを前面に出すこともできたし、そういう意味じゃ、この博打は大成功じゃないかな」
※本文敬称略
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