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経営者に「価値」として認めてもらうためには、やっぱり、「ビジネス」という同じ土俵に乗ることが重要ではないでしょうか。同じ土俵で、「私たちはこう考えています」ということを伝えなければ真剣に考えてもらえない。こうした経験から、イー・ウーマンでは「女性の声」をビジネスとして発信することにしました。

それに、ただ単に意見を集めると、真実とは違う意見が一人歩きしてしまう可能性もある。

公的機関などが、「女性はこういう意識を持っています」というアンケート結果をまとめて発表するでしょう。でも、それが実態を表しているとは限らない。例えば「子供を預ける保育所数は増やすべきか、否か」と質問したとする。専業主婦で家にいるお母さんが答えるのと、フルタイムで働きながら子育てしているお母さんが答えるのでは、違う結果が出るんです。現状は、残念ながら専業主婦のお母さんの意見が大勢を占めているように思います。

■なぜ、働くお母さんの声は反映されないんでしょう?

佐々木 忙しくてアンケートに答える時間がないからです。子供を持ってフルタイムで仕事をしているお母さんはアンケートに答える時間がない。そうなると、比較的時間に余裕がある、仕事をしていないお母さんの意見ばかりが集まってしまうんです。それでは、本当に保育所を必要としている人の声が集まりません。

イー・ウーマンには、第一線で働く女性がたくさん参加してくれています。みんな忙しいのに活発に自分の意見を書き込んでくれます。いきなりサイトを始めて、「アンケートに答えてください」と言い出したわけではないからです。いろいろなコンテンツを用意して、使ってもらい、イー・ウーマンというサイトを信用してもらえたから、アンケートをお願いしても率直な意見を返してくれるんです。

それだけ信頼されているんだから責任は重いですよ。皆さんの声をちゃんと反映しなければならない責任を、社長の私は背負っているんだと思います。

三浦 優子

1965年、東京都町田市出身。日本大学芸術学部映画学科卒業後、2年間同校に勤務。コンピュータとはまったく縁のない生活を送っていたが、1990年、コンピュータ業界向けの週刊新聞「BUSINESS COMPUTER NEWS」を発行する株式会社コンピュータ・ニュース社に入社。13年間、IT業界のメーカー、販売店などを対象に取材活動を行う。2003年4月、同社を退社し、現在はフリーライターとして取材、執筆活動を行っている。

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