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■ 資格にもいろいろあります。難関と言われる公認会計士を選んだのは、なぜでしょうか?

小長谷 百貨店に勤務していた時代に、公認会計士の資格取得を目指す先輩がいたんです。その先輩から、「公認会計士の資格は女性に向いているわよ」とアドバイスを受けたことがありました。

でも、そのアドバイスに従って、すぐに公認会計士になろうと思ったわけではないんです。最初は「資格」など考えず、とにかく子供と向き合うだけの生活から脱出したいとインドネシア語を習ったりしました。でも、どうも楽しくない。

その次に、ようやく資格取得を思い立ちました。消費生活アドバイザーの資格取得を目指して勉強を始めたものの、どうもうまくいかない。資格を取得した後の自分の姿がうまく思い描けなかったんです。

そこで先輩のアドバイスを思い出して、公認会計士の資格を取得したらどうだろう?と思い立ったんです。まず、簿記の勉強から始めました。これがそう苦痛じゃなかったんですね。むしろ、数字を拾っていって、最後にピタッと合うところが快感だったんです。

最初は収入のよさが魅力だった

■ 簿記の勉強は小長谷さんに向いていたわけですね。

小長谷 向き、不向きは確かにあると思います。私の場合は簿記の勉強が向いていたんでしょうね。

でも、向き、不向きだけでなく、損得勘定もありました。「これで会計士になれたら、安定した生活が送れそうだ」と夢見てたんです(笑)。

■ 「会計士という仕事にやりがいを感じて」というより、下世話に言えば「この仕事はもうかりそうだ」と思った?

小長谷 ハイ(笑)、そう思ってました。今は、経営者の皆さんとお話して、お役に立つことができるのがうれしいと思っています。でも、最初からそう考えていたわけではありません。経済的な魅力が先行して勉強を始めたというのが本当のところでした。

三浦 優子

1965年、東京都町田市出身。日本大学芸術学部映画学科卒業後、2年間同校に勤務。コンピュータとはまったく縁のない生活を送っていたが、1990年、コンピュータ業界向けの週刊新聞「BUSINESS COMPUTER NEWS」を発行する株式会社コンピュータ・ニュース社に入社。13年間、IT業界のメーカー、販売店などを対象に取材活動を行う。2003年4月、同社を退社し、現在はフリーライターとして取材、執筆活動を行っている。

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