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豆乳の味を出すか、控えるか、バニラ味のバランスに苦心

■今回、バニラ、チョコ、抹茶と3種類のフレーバーを発売しました。いちばん難しかったのはどのフレーバーですか。

味をつくるのがいちばん難しかったというバニラ味

男鹿 やはりバニラです。ストレートに味が出ますから。

豆乳で作ったアイスですが、豆乳の味を出すのがいいか、それとも全く豆乳の味のしないバニラアイスに仕上げるのがいいのか。そこは非常に迷いました。

「豆乳アイスを食べたい」という人でも、よく意見を聞いてみると、大豆の青くささが出ているアイスは嫌だという。「豆乳の味のするアイスが食べたい」という人は少数派でした。

結局、青くささはなく、普通のバニラアイスと同じように食べてもらえるけれど、豆のちょっとした風味は出ていて、感じる人は感じる。こういう仕上がりを目指しました。そのバランスを見極めて味を作るのは難しかったですね。

■「Soy」の開発過程では、その風味作りが最も苦労した部分ですか。

男鹿 そうですね。1つは風味作りです。それからもう1つ、どの層を対象に開発するかというターゲティングにも時間がかかりました。

当初、「ヘルシーなアイス」というと、異色のものも食べてみようと思うライトユーザーに受けるのではないかと思い、その辺のユーザーを調査・分析していました。が、どうも違う。色々調べてみると、ど真ん中のヘビーユーザーこそがターゲットだということが分かった。それが分かってからはスムーズに進みました。

次回は米国のヘルシーアイス市場の動向や今後の「Soy」の展開などについて語ってもらう。

小林 佳代

1967年東京都生まれ。1990年慶応義塾大学法学部政治学科卒業。同年日経BP社に入社。「日経ビジネス」記者などを経て2001年に退社、フリーに。現在、「日経ビジネス」、「日経ビジネスアソシエ」、「日経エコロジー」など、主に経営・ビジネス関係の媒体で執筆中。

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