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■他社も同じように「α4β2ニコチン受容体」に作用する化合物を探していた中で、ファイザーがそれに成功したのはどういう要因からだったのでしょうか。

藤本 ニコチン受容体は身体中にあります。あくまでも、ニコチン依存症に関与している脳内の「α4β2ニコチン受容体」だけに選択的に働く化合物を探さなくてはなりませんでしたから、とにかく幅広く化合物を作り、数多くのスクリーニングを重ねる必要がありました。ファイザーがなぜ化合物を探り当てられたのかといえば、研究者が情熱を持って取り組んだからということに尽きるのではないかと思います。

石橋 天然物のシステシンをベースに、改良を重ねていきました。化合物を作っていく過程で、2つの作用のバランスや安全性、物理的な特性などを加味し、実験を重ねた結果、出来たのが今回の「チャンピックス」です。

次回は「チャンピックス」の服用方法や効果、国内発売までの経緯などについて話を聞く。

小林 佳代

1967年東京都生まれ。1990年慶応義塾大学法学部政治学科卒業。同年日経BP社に入社。「日経ビジネス」記者などを経て2001年に退社、フリーに。現在、「日経ビジネス」、「日経ビジネスアソシエ」、「日経エコロジー」など、主に経営・ビジネス関係の媒体で執筆中。

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