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全立の大学生向けルーズリーフ「エコフル」(1)〜ルーズリーフを大学生に無料配布、下段に企業広告を掲載

(聞き手:小林 佳代)

 OA機器販売などを手掛ける全立は2007年10月、大学生向けにルーズリーフ「エコフル」を無料配布するサービスを始めた。

 「エコフル」はB5サイズのルーズリーフが16枚入っている。ルーズリーフ下段の縦3.3センチ、横16.7センチの枠に広告を掲載。この広告料を収入源としてルーズリーフを製造し、無料配布している。

 現在は、早稲田大学、法政大学、中央大学、帝京大学など10大学で配布中。大学の購買部に専用ラックを設置。学生が1部ずつ、自由に手に取れる仕組みだ。1日の配布は、それぞれの大学で200セットに限定しているため、午前中になくなることも多いという。4月からは慶応義塾大学、成蹊大学、国際基督教大学でも配布を始める。

 「エコフル」の狙いや仕組みを、全立の斉藤栄作・営業部統轄マネージャーと竹内寿光・営業企画部主任に聞いた。

■全立の事業は、OA機器販売が中心です。学生向けに無料でルーズリーフを提供する「エコフル」のサービスに乗り出したのはどうしてですか。

竹内 最初に、全立と大学との接点についてお話ししましょう。

全立の竹内寿光 営業企画部 主任

全立は、幸立工業の関連会社です。幸立工業は、光学機器を主体に、メカトロニクス製品、エレクトロニクス製品を設計・開発・製造する会社。全立はその幸立工業の販売会社で、キヤノン製品などの販売もしています。全立のメーン商品は大学向けの掲示システム「インフォメーションディスプレイシステム」。販売とメンテナンスを担当しています。

大学では、休講の案内、時間割・教室の変更、学生呼び出しなど、さまざまな情報を掲示し、学生に知らせる必要があります。以前は紙に手書きしたり印刷したりして、1枚1枚掲示板に張り出したり、取り替えたりしていました。「インフォメーションディスプレイシステム」はディスプレーなので、事務室にいながら、パソコンを操作するだけで表示内容を差し替えたり、削除したりできます。

全立は「インフォメーションディスプレイシステム」の修理・メンテナンス、部品販売など、さまざまな形で大学と接触する機会があります。我々もしょっちゅう、大学に出入りしています。この大学とのパイプをより太いものにする新しいビジネスとして考えたのが「エコフル」でした。

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