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DVD自動レンタルサービス「アスタラビスタ」(3)〜データ配信なども視野にマシン数を拡大

2007年5月30日

(聞き手:小林 佳代)

(前回はこちら

■アスタラビスタでDVDを借りるようになった利用客は、レンタル店には行かないのでしょうか。

齋藤 調べてみたところ、「アスタラビスタを使うようになって、レンタル店に行かなくなった」という人はほとんどいません。利用者は賢く使い分けしているようです。

アスタラビスタの齋藤 英一社長

今のところアスタラビスタはレンタル店よりも新作を借りやすい。サービスを始めて間がなく、会員数も今はそれほど多くないですから。利用者はそれを知っていて、アスタラビスタでは新作を借りる。レンタル店では準新作や昔の作品を借りるという具合です。

ニーズも違いますね。アスタラビスタの場合は、「今夜、すぐ見たい」という衝動的なニーズで借りる。レンタル店で借りる場合は、「今週末、ゆっくり見よう」というような計画的なニーズなんだと思います。ですから、我々のサービスがレンタル店と競合するとはあまり考えていません。

アスタラビスタでも、計画的なニーズに応えるため、昨年12月から会員向けにオンラインDVDレンタルサービスを提供し始めました。Webサイトで見たいDVDを指定すると、そのDVDを宅配で届けるサービスです。オンラインサービスで借りたDVDは、郵送で返却することも自動レンタル機に返却することもできます。自動レンタル機は新作中心の品ぞろえですので、古くなった作品はオンラインサービスで利用し、投資を回収していきたいと考えています。

■映画会社などコンテンツ業界はアスタラビスタをどのように見ているのでしょうか。

齋藤 映画業界というのは保守的で、新参者に対して距離を置くようなところがあります。我々もサービス開始直後は「どこまでやるんだろうね」と様子見されているような雰囲気を感じました。けれど、今では非常に好意的に見てくださっています。

レンタルビデオ業界は、TSUTAYA、GEOという2大チェーンが市場を寡占化し、中小のレンタル店は淘汰(とうた)されています。その結果、店舗数が激減している。映画会社からすれば、販路が減っているわけですから、新たな販路を見出していく必要があります。新業態への期待は大きくなっているのではないかと思います。

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