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バンダイの「宇宙戦艦ヤマト 1/350スケールプラモデル」(3)〜退職する団塊世代のヤマト・ファンもターゲットに

2007年1月24日

(聞き手:小林 佳代)

(前回記事はこちら

■現在、プラモデル・模型の市場はどのように推移していますか。

岸山 2005年のプラモデル・模型市場は470億円ほどで、そのうち、バンダイが手掛けているキャラクタープラモデル・模型市場は270億円ほどです。プラモデル全体の市場は微減ですが、キャラクターモデルは拡大傾向にあります。

岸山博文
バンダイホビー事業部企画開発チームリーダー

■今の子供は、塾やお稽古ごとで忙しそうです。また、ゲームなど、その場その場で楽しむ遊びも増えています。プラモデルのようにじっくり時間をかけて作り上げる遊びは、受け入れられているのですか。

岸山 プラモデルは凝って作り込むと時間がかかります。ゲームも、面白くてのめりこめばのめりこむほど、たくさんの時間を費やします。その意味では同じです。

違うのは、プラモデルの場合、「取りかかるのが大変で取っ付きにくい」と感じる可能性がある点です。そのため、最初に買っていただく商品の値段と作成にかかる時間を圧縮し、手を付ける際のハードルを低くすることを意識しています。

かつてのプラモデルは接着剤を付けて、色を塗って…とかなり手間がかかりました。今、バンダイが販売しているプラモデルは、接着剤をつけずに、はめこみ式でつなげられる「スナップフィット」モデルがほとんどです。また、色を塗らなくてもきれいに仕上がるよう、あらかじめ着色しています。部品も少なくしている。部品を切り出すニッパーという道具さえあれば作ることができる、ストレスフリーの商品に仕立てています。

このように、比較的簡単に「面白い」と思ってもらえる「導入版」を用意する。慣れてきたら、より良いポーズができるとか、テレビと同じように合体変形できる、少し複雑なモノにステップアップしていってもらう。新規ユーザーを開拓しながら、1度プラモデルの魅力を知ったユーザーが離れないように商品群を企画しています。

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