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エフエム東京とNTTコミュニケーションズの「香るラジオ」(3)〜“五感情報通信”の一環として香りに挑戦

2006年11月7日

(聞き手:小林 佳代)

(前回記事はこちら

 NTTコミュニケーションズは2005年11月から、“香りをインターネットで配信”するサービス「香り通信」を手掛けている。ユーザーは、6種類のアロマオイルが入った香り発生装置「アロマジュール」をパソコンにつなぐ。NTTコミュニケーションズの「香り通信」のサイトから「香りのレシピ」データをダウンロードすると、「アロマジュール」がレシピに応じてオイルを調合し、香りを発生させる仕組み。エフエム東京とともに始めた「香るラジオ」は、この「香り通信」の仕組みを全面的に活用した。

 通信に“香り”を取り込もうと考えたのはなぜなのか。濱田俊一・営業推進部次世代コミュニケーション担当課長代理に狙いを聞いた。

ラジオに香りをつけると五感のうちの2つに訴えられる

■「香り通信」を手掛けてきたNTTコミュニケーションズが、今回、エフエム東京とともに「香るラジオ」を企画したのはなぜですか。

濱田 「香り通信」のビジネスの一環として、今年4月、香りを映画館に流す新しい挑戦をしました。ハリウッド映画『ニュー・ワールド』を上映する東京と大阪の2つの映画館に「アロマジュール」を設置し、幾つかの主要なシーンで「旅立ち」「運命」などをテーマとした香りを発生させたのです。

濱田俊一 NTTコミュニケーションズ 営業推進部次世代コミュニケーション担当課長代理

この企画が好評でした。そして次にどういう方向で展開するかを考えたとき、ラジオが浮上してきました。

映像がない、音だけのラジオに香りをつけると、五感のうちの2つの感覚に訴えることができます。五感の半分近くに訴えることができる。

映画は映像のインパクトが圧倒的に大きい。それを補完する音もある。そこに香りを加えても、香りで表現できる部分は作品全体の5〜10%にしかならないのではないでしょうか。そのパーセンテージをより大きくできるメディアとしてラジオに興味を持ちました。

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