明治製菓の「チョコレート効果」(3)〜高カカオに慣れた消費者は「嗜好」を求める
(聞き手:小林 佳代)
(前回記事はこちら )
オフィスでの需要を想定しボトル入りを発売
■ボトル入りの「チョコレート効果」を企画したのは、コンビニから依頼があったからですか。
山田 いいえ。「チョコレートの食べ方が多様化しつつある」という仮説を基に、明治製菓から提案したものです。

山田直史・菓子商品企画部課長
想定したのは、オフィスでの需要。最近のオフィスは館内禁煙の企業が多い。仕事をしているときに、何となく手持ち無沙汰だったり、口寂しい感じになることがあるのではないかと思います。そういうときに、個包装していないチョコレートなら、ポイポイと口に運んで食べられます。
こうした発想は、チューイングガムが参考になっています。明治製菓は「キシリッシュ」というボトル入りのガムを販売しています。ユーザー調査をしてみると、オフィスで食べたり、車に置いて食べたりしている方が多いという結果が出ました。
同じように、「チョコレートもボトル入りにすることで、食べ方の幅が広がる」と見て、キシリッシュと同じボトルを使って作りました。

チョコレート効果のボックス入り(左)とボトル入り(右)
■ボトル入りに99%がないのはなぜですか。
山田 ガムのように、ポイと口に入れられるようにするためには、溶けずに手を汚さないチョコレートに仕上げなければなりません。そのために、ボトル入りの商品は、チョコレートにツヤを付けています。香料、乳化剤の他に必要なものが増えるので、カカオ含有率99%では作れないのです。ただ、ボトルタイプで99%に近いものは検討中です。
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