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ソニーのハイビジョンビデオカメラ「HDR-HC1」(3)〜量産開始後もソフトをチューニング

2006年2月15日

(聞き手:大河原 克行=フリーライター)

1080i方式のハイビジョン録画を実現する「HDR-HC1」を支えるもう一つの重要なコア部品に、「Enhanced Imaging Processor(EIP)」がある。EIPは、IMX010がとらえた膨大な画像信号を高速処理して、目に見える画像に構成しなおす回路だ。EIPの開発を担当した、ソニー デジタルイメージング事業本部システム技術部門カメラ部・田中仁朗氏に新たに参加してもらい、HDR-HC1における画質へのこだわりを聞いた。

■HDR-HC1の高画質を支えるコア部品として、独自開発した「Enhanced Imaging Processor(EIP)」があります。これはどんなものですか。

EIPの開発を担当した、デジタルイメージング事業本部システム技術部門カメラ部・田中仁朗氏

田中 画像処理プロセッサーです。CMOSセンサー「IMX010」がとらえた画像信号を処理して、目に見える画像をつくり上げます。IMX010との間に複数の入力経路を設けることで、データを高速に読み出すことができる。これが、最大の特徴です。 EIPは、ハイビジョン撮影を実現するHDR-HC1になくてはならない技術だと自負しています。

開発の最初に掲げた目標は、「とにかく妥協したものは作らない」ということでした。回路の消費電力や大きさの問題のため、画質へのこだわりをどうしても諦めざるを得ない場合がある。だがEIPでは、画質では絶対に妥協しないことを前提として取り組みました。

妥協しないために、EIPの試作品を作っては修正を施す。この地道な作業を何度も繰り返しました。

next: 高速性、リアルタイム性をどう実現するか…

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