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シリコンバレー住民の不景気対策

2008年9月19日

アメリカ経済の雲行きが、いよいよ怪しくなってきた。すでに何カ月もの間、不景気風が吹いていたけれども、ウォールストリートの大手金融会社がバタバタと倒れるようなら、本当の嵐はまだこれからやってくるというところだろう。

これから期せずして生活苦に喘ぐ人々も出てくるのかもしれないが、私は常々、アメリカ人は貧窮生活に対してかなり耐性のある人々だという感触を持っている。

シリコンバレーでは、一攫千金を得たビリオネアー、ミリオネアーばかりがフィーチャーされる。確かにそうした人々がたくさんいて想像もつかないような生活をしているが、一枚皮をめくると1ドル、2ドルの出費も渋るようなつましい生活をしている人がかなりいる。

そういうことは、この地域にたくさんあるデパートやスーパーへ出かけてみるとよくわかる。私も最近ようやくわかってきたが、アメリカのデパートは非常に巧みにクラス分けがされているのである。

スタンフォード大学のキャンパスに借地して設けられているスタンフォード・ショッピングセンターは、高級レベル。中でもさらに高級なニーマン・マーカスでは、ファッション雑誌から飛び出して来たようなアイテムが並んでいる。ここはアメリカの店には珍しくSサイズやXSサイズの品揃えがいいが、それはこのあたりの金持ち中国系、韓国系のショッパーに合わせたものだ。

同じニーマン・マーカスのサンフランシスコ店を歩いたりすると、回りにロシア人客があまりにたくさんいるのに驚かされる。ロシア富豪の波がとうとうここにも押し寄せて来たか、という感慨深い気持ちにさせられる。

■続きの内容はPC Onlineのこちらをご覧ください。

瀧口 範子

フリーランスの編集者・ジャーナリスト。シリコンバレー在住。著書に『行動主義: レム・コールハース ドキュメント』『にほんの建築家: 伊東豊雄観察記』(共にTOTO出版)がある。1996-98 年にフルブライト奨学生として(ジャーナリスト・プログラム)、スタンフォード大学工学部コンピュータ・サイエンス学科にて客員研究員。

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