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人材流出が加速するグーグル

2008年5月30日

グーグルとフェイスブックの仲が険悪な感じになってきた。

シリコンバレーの常だが、ここで働く人々はいい職場があるとさっさと移動する。ペイがいいというだけではない。新しい会社だから起業家精神がまだ残っているとか、小さい会社だから面白い仕事に直接関われるとか、そして何より、給料よりストックオプションをもらって、後で大金持ちになろうと考える人々が多いのだ。

その移動が今、グーグルからフェイスブック方面に向かって起こっているのである。

グーグルは一昨年から、キーになるエンジニアや管理職をフェイスブックに取られている。グーグルのページ・クリエーターやGドライブの開発マネージャー、グーグルチェックアウトの主任担当者、YouTubeの最高財務責任者、そして最近になってグローバルセールズ担当の女性副社長が、フェイスブックの最高執行責任者として移って行ったのである。中でもこの女性副社長のシェリル・サンドバーグ氏は、オンライン広告をグーグルの主要収入源として囲い込んだ立役者。フェイスブックが今後収入モデルを確立していく際の、中心人物になるだろうと目されているのだ。

こうしたキーパーソンの移動は、グーグルが大企業になりすぎて、つまらなくなったからだろうというのがたいがいの見方だが、実際、ちょっと大きくなりすぎて動きの鈍くなったグーグルに比べて、フェイスブックの発展ぶりには目を見張るものがある。フェイスブックはサイトのトラッフィク数で測る人気ランキングでは、アメリカで5位にまでせり上がっているのだ。

フェイスブックのCEOマーク・ズッカーバーグは、抜け目のない若者という印象の持ち主だが、最近は方々でグーグルよりもフェイスブックは若い会社だ、といったような発言を繰り返しているようだ。つまり、フェイスブックは次のグーグル、というわけだ。

■続きの内容はPC Onlineのこちらをご覧ください。

瀧口 範子

フリーランスの編集者・ジャーナリスト。シリコンバレー在住。著書に『行動主義: レム・コールハース ドキュメント』『にほんの建築家: 伊東豊雄観察記』(共にTOTO出版)がある。1996-98 年にフルブライト奨学生として(ジャーナリスト・プログラム)、スタンフォード大学工学部コンピュータ・サイエンス学科にて客員研究員。

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