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17歳の少年が仕掛けたDDoS攻撃

2008年10月3日

米国のリーマン・ブラザース破綻を契機に韓国も株価暴落、ドル高ウォン安が急激に進み大変な危機を迎えている。毎日のように株価が躍る重要な時期を迎える中、手数料が安いことで人気の高いオンライン証券会社のトレードシステムがDDoS攻撃を受けた。

DDoS攻撃は特定のサイトを一斉にアクセスして膨大なトラフィックを送りサイトをダウンさせる攻撃である。膨大なトラフィックを作るためにはハッカーが攻撃を命令できるゾンビーPCが必要。スパムメールを開いたりP2Pサイトから動画、写真をダウンロードするとボットという悪性コードがパソコンに埋め込まれる。

証券会社は2日間にわたる攻撃と防御が続いた結果、サイトを守ることはできた。しかし株価が暴落する中、オンライントレードにアクセスできたりできなかったり、速度が遅すぎて取引が中断されたりした顧客の損害はどうなるのだろうか。この証券会社にDDoS攻撃をしかけたハッカーは金銭目的で、オンライントレードを利用できなくすると脅迫して金を奪おうとしたのではないかとみられている。以前にも証券会社のオンライントレードシステムがDDoS攻撃をされ、攻撃をやめる代わりに2000万円を要求する脅迫電話があり、犯人が捕まったばかりだ。

7月には韓国の最大ポータルサイトNAVERのコミュニティサービス「Naver Café」が攻撃された。犯人はコミュニティから強制脱退させられた17歳の少年で、インターネットから中国産DDoS攻撃プログラム「netbot」を約3万円で購入し、P2Pサイト経由でボットをばら撒き、数百万台の個人PCをゾンビーにして攻撃をしかけた。「Naver Café」は1秒当たり2万回のアクセスがあり、システムが動かなくなってしまった。

■続きの内容はPC Onlineのこちらをご覧ください。

趙 章恩

ITジャーナリスト。高校卒業まで東京で育ち、韓国ソウルの大学卒業後、ソウル在住。日本経済新聞「ネット時評」、西日本新聞、BCN、夕刊フジなどに連載。著書「韓国インターネットの技を盗め」(アスキー刊)「日本インターネットの収益モデルを脱がせ」(韓国ドナン出版)

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