このページの本文へ
ここから本文です

4. データベースのように話すな!
PR担当者は、様々なメディアや記者のデータベースを持っていることが多く、そこに簡単なプロファイルが書かれているため、同じようなデータベースをブロガーに当てはめるケースが多い。だが、Dash氏は、そのプロファイルはほとんどが間違っているケースがほとんどで、それがブロガーに対する初めの間抜けなメールなってしまうと言っている。ブログの内容をまず見てから、ということだ。

5. リンクからはじめよ
ブロガーはリンク先を読むもの。ぐたぐたとメールで書くより、情報へのリンクの方がはるかに効果がある。

6. わざとブロガーを敵に回すな
これは、WordやPDFなどの添付ファイルをやたらと付けるなということや、知らないのにへんな冗談を使ったり、リンクを送らなかったり、というような話である。ウィルスの問題もあり、ブロガーに限らず、見知らぬ人からの添付ファイルなどを受け取ることに過敏になっているユーザーも多い。きちんとした距離感や対応をブロガーが求めているということだ。

前回も話したように、金銭的なインセンティブなどがないブロガーに対して語りかけるには、誠意を持った個別の対応が必要である。また、オンラインやブログ界でのエチケットというものも理解している必要がある。ただ、いたずらに怖がる必要はなく、ほとんどのブロガーにとっても、PR担当者から連絡があることがまんざらでもなく、ブロガーの興味とPR担当者の対応次第で、好意的なポストになる可能性も高いということなのである。

消費者の声が「CGM」(Consumer Generated Media)というメディアになり、それらがネットワーク化し、その中からマスメディアにさえも影響を及ぼすものが生まれてきている。こういった状況の中では、PR担当者が政党・候補者のメッセージをそのままコントロールすることが不可能になっている。個別対応という一見効率の悪い作業が実は最も影響を与えられる方法のようだ。

【関連情報】
Anil Dash Blog “Don’t Be a Bad Pitcher!”

織田 浩一

デジタルメディアストラテジーズ社代表、アドイノベーター編集長。

米シアトルを拠点とし、欧米の新広告手法・メディアテクノロジー・IT調査・コンサルティングサービス、記事執筆、講演を行っている。最近ではマーケティング・広告分野でのアルファブロガーとも言われている。コメント、質問はemail@adinnovator.comへ。ブログは、www.adinnovator.com

監修本、『テレビCM崩壊~マス広告の終焉と動き始めたマーケティング2.0』の第一部 テレビCMの問題について解説した部分がPDFで無料公開されている。
http://www.digitalmediastrategies.com/lifeafter30/TVCM.pdf

あなたのご意見をコメントやトラックバックでお寄せください

記事検索 オプション

日経BP社の書籍購入や雑誌の定期購読は、便利な日経BP書店で。オンラインで24時間承っています。

ご案内 nikkei BPnetでは、Internet Explorer 6以降、 Safari 2以降、Opera 8以降、Netscape 8.1以降またはHTML 4.01/CSS level 1, 2をサポートしたWebブラウザでの閲覧をお勧めしております。このメッセージが表示されているサポート外のブラウザをご利用の方も、できる限り本文を読めるように配慮していますが、表示される画面デザインや動作が異なったり、画面が乱れたりする場合があります。あらかじめご了承ください。

本文へ戻る