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目的別、企業のブログ利用法

2005年7月5日

企業がブログを利用する利点やその背景を、3回にわたって簡単にご説明しました。これからは主に日本国内の事例を使って、ブログ・マーケティングの利点をご紹介していきたいと思います。

企業がブログを利用するシーン

事例のご紹介に先立って、企業がブログを利用するシーンを簡単に分類しておこうと思います。視点により、さまざまな分類方法があると思いますが、私がよく使う分類は次のような目的別のものです。なお、それぞれについて、連載の第2回でご説明した「三つのフェーズ」が存在すると考えられます。

  • 広報・IR
  • マーケティング
  • EC(電子商取引)
  • セールス・CRM(カスタマー・リレーションシップ・マネジメント)
  • イントラネット

広報・IR目的のブログは、簡単に言えば「企業そのものをマーケティングする」というものです。広報活動のターゲットは世の中のすべての人(実際にはテレビや新聞、雑誌といったメディアを通じて)、IRは企業の株主および株主候補です。広報・IR目的のブログの代表的なものが、いわゆる「社長ブログ」でしょう。

マーケティング目的のブログは、ここでは製品やサービスなど企業が販売している商品をマーケティングするためのものとします。ブログを使ったマーケティング手法で最も注目されているのはプロモーション(販促)ですが、製品についてのフィードバックを得るためにもブログは利用できますから、ブログは広くマーケティング活動全般に利用することができると言えるでしょう。

電子商取引目的のブログは、オンライン販売サイトなど、オンライン上で販売が完結するサービスのために利用されるブログを指します。この種類のブログは、上記のマーケティング目的のブログの一種ですが、あえて別に分類しています。ブログがもたらす効果が分かりやすいことと、プロモーションから販売まですべてがオンラインで完結するという親和性の高さがあることが理由です。

セールス・CRM目的のブログは、商品のマーケティングではなく、顧客との関係を重視したものです。ただし最終的な目的は、顧客に商品を購入してもらうことなので、マーケティング的な要素を多分に持つことになります。

イントラネット目的のブログは、企業内の社員同士のコミュニケーションを促進するためのものです。パートナー企業や代理店間とのコミュニケーションを促進する用途(エクストラネットとも呼びます)も、この分類に入れてかまわないと思います。

次回から、実際の事例をみながら、さまざまな企業のブログ利用について、説明していきます。

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関 信浩(せき・のぶひろ)

ブログ基盤のベンダー シックス・アパートの代表取締役

1969年10月東京生まれ。1994年東京大学工学部卒。1994年から2003年まで、日経BP社で編集や事業開発に従事。2002年米カーネギーメロン大学ビジネススクールで経営学修士(MBA)を取得。在学中に、ビジネスプラン・コンテストで特別賞などを受賞。 2003年12月シックス・アパート株式会社を設立し代表取締役に就任。米Six Apart Ltd. Executive Vice President & General Manager of Japanを兼務。

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