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ブログでコミュニケーションを育てる〜社内の情報共有に生かす(5)

2006年9月12日

(関 信浩=シックス・アパート代表取締役)

これまで、「対話」、「日報」、「申し送り」、「底上げ」、「タバコ部屋」といった様々なタイプの社内情報共有を、ブログで実現するケースを見てきました。最終回は、「自己アピール」と「ミーティング管理」について簡単に解説します。これまでの5つタイプよりも若干、応用が限られますが、参考になるケースだと思います。そして最後に、コミュニケーションにおけるブログの位置付けについて考察したいと思います。

人を知ると仕事がうまくいく

「自己アピール」と「ミーティング管理」は、今回の調査に参加している野村総合研究所のメンバーから出てきたアイデアです。コンサルティングや調査という仕事は、クライアントや仕事の内容をよく知ることに加えて、そのプロジェクトに適した人材を集めることが成功のカギだそうです。例えば、CRM(Customer Relationship Management)ソフトを顧客企業に導入する仕事であれば、CRMソフトを導入した経験のある者を探す、過去のよく似た事例を社内で探す。それによって成功の確率がずいぶん違うそうです。

「自己アピール」は、メンバーが、自身の経験や興味、得意なことをブログでアピールするもの。これを利用すれば、社内の誰がどういう経験を持っているかが分かる。プロジェクトを立ち上げる際に、そのプロジェクトの内容と、参加するメンバーが持つスキルや経験をよりうまく組み合わせることができるようになります。

「自己アピール」には副次的な効果もあります。初対面の人とでも、すぐに仕事の話が始められるようになります。自身に関する情報を社内ブログに公開しておけば、自己紹介の手間が無くなる。期間が限られているプロジェクト型の仕事の場合、最初の立ち上がりをスムーズにできる効果は大きいでしょう。

一方、「ミーティング管理」は、プロジェクトを進行させていく過程で出てくるアイデアや意見を、時系列に記録するものです。アイデアや意見が採用されたかどうかにかかわらず、記録を時系列で振り返ることによって、プロジェクト自体やプロジェクトメンバーについての理解を深めることが可能になります。途中からプロジェクトに加入した人にとっても有効ですし、プロジェクト終了後の振り返り(反省会)にも利用できるでしょう。

人に注目した場合は経験や知識を、プロジェクトに注目した場合はアイデアや記録をブログに蓄積するのです。ブログにログとして残ったこれらの情報を利用することで、プロジェクトが成功する確率が高まるでしょう。

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