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ビジネスブログの効果を体感・共有する

2006年8月1日

(関 信浩=シックス・アパート代表取締役)

今回は、社内の情報共有にブログを生かす話から、少々脱線します。「読んでもらえるだろうか」という不安を解消し、ビジネスブログの「はじめの1歩」を踏み出すための試験的取り組みについての話です。

多くの企業が、企業の広報活動やマーケティング活動にブログを利用し始めました。ブログを利用する最も大きなメリットは、日々のコンテンツの更新が簡単になるため、絶えずフレッシュなコンテンツを顧客に提供できるようになること。その結果として、企業と顧客の間のコミュニケーションを潤滑にすることができます。

しかし一方で、「はじめの1歩」が踏み出せない企業も多いと聞きます。「企業として情報を発信するための最低限のデザインや仕組みをつくれない」、「継続的にコンテンツを書いていけるだろうか?」、「ブログを作っても読んでもらえるのだろうか?」。といった漠然とした不安を感じて、始められないケースが多いようです。

「はじめの1歩」が踏み出せない理由の1つは、多くのブログサービスが個人向けのサービスで、企業向けのデザインになっていないことでしょう。商品に関するマーケティングブログを立てる場合、商品の写真やロゴを使ったデザインにしたいものです。しかし、ブログを実際に書く担当者では、こうしたデザインをするのは難しい。結果的に二の足を踏むことが多くなるわけです。

「継続的にコンテンツをつくれるだろうか」、「読んでもらえるだろうか」という問題。これを解決するには、他社のブログ担当者が、日々、どのようなことを実践してブログのコンテンツを更新しているのか、という情報が非常に有益です。そのため、この連載の中でも多くの事例を紹介してきました。25社の事例をまとめた書籍「ブログ・オン・マーケティング」も出版しました。しかし、ブログを書く担当者の方と我々が直接コンタクトできる機会はまだまだ多くないため、結果的に事例を紹介するチャンスはあまり多くありません。

そこで、有益な情報をみなさんと共有していく仕組みを試験的に立ち上げてみようと考えています。具体的には、ビジネスブログを簡単に開設し、その後の経過を本コラムで取り上げさせていただく。そのためのツールとして、日経BP社のご協力を得て、「ブログ・オン・マーケティング」スターターキットを用意しました。

立ち上げ直後のビジネスブログを本コラムで紹介することで、「典型的なビジネスブログの立ち上げはどういうものなのか」の情報をシェアすることができます。さらに、本コラムを通じて、開設したビジネスブログへのトラフィックを集めることもできるようになります。

この仕組みを使って、読者の方とさまざまな経験を共有し、ビジネスブログへの理解をお互いに深めていければと思います。

関 信浩(せき・のぶひろ)

ブログ基盤のベンダー シックス・アパートの代表取締役

1969年10月東京生まれ。1994年東京大学工学部卒。1994年から2003年まで、日経BP社で編集や事業開発に従事。2002年米カーネギーメロン大学ビジネススクールで経営学修士(MBA)を取得。在学中に、ビジネスプラン・コンテストで特別賞などを受賞。 2003年12月シックス・アパート株式会社を設立し代表取締役に就任。米Six Apart Ltd. Executive Vice President & General Manager of Japanを兼務。

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