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貧しい国々から来た友人たちの中には別の意見を言う者がいました。

「政治の醜さを言い募るだけで社会は変えられるのだろうか? 法律を作り制度を作る。外交も教育もみんな政治が深く関わっている」「君たちは、政治家は愚かなものがやる仕事だと蔑むのだろうか? 愚かな者に任せていれば、余計に危ないではないか?」「政治は愚かな者が行うものと有為な青年が言う日本は発展が止まると思うよ」「インドが20年後には日本を抜くことだってあるのではないだろうか?」(あの時の「予言」が現実になったのかもしれません。インドの急成長は、やはり人材の素晴らしさに負うところが大きいと思います。)

「私たちは、心を見ています。子供の心の中にも政治の矛盾が澱(おり)のように黒い影を落としていませんか?」「長いものに巻かれろ。強ければ、勝ちさえすればそれでいい。社会が協力の規範を失い、政治が馬鹿にされていれば、その国は滅ぶよ」

ハッとしました。子供たちの澄んだ瞳を守りたいと活動を行う中でも、どうしようもない壁を感じていたからです。他者の成功が自らの失敗になる社会は、おぞましい形をしています。校内暴力が叫ばれ始めていた時期でした。心が奪われれば未来も守れない。

政経塾の入塾願書を取り寄せてみようと思いました。

松下幸之助塾長との面接試験〜やめへんやろな

松下政経塾の4期生として私は試験を受けました。かなりの難関です。

全国から集まった若者はとてもユニークでした。枠にとらわれない自由な人材とのふれあいはとても楽しいものでした。4期生として入塾した者は14人ですが、あの時に集まった若者たちとは今でも交流があります。外交官、経営者、教育者として活躍中の友人も。

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