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志を立てる〜松下幸之助塾長との出会い

2008年7月17日

(原口 一博=衆議院議員)

アジアの成長点から見た日本〜凋落の危機

先日、経済成長が7%を超えるシンガポール、香港の情報通信政策、教育政策を視察してきました。

「ジャパン・アズ・ナンバーワン」と言われた1980年代の日本の姿はここにはありません。ロシア資本がロンドンを買い占めるような勢いであるのと同様に、シンガポールは世界のハブを目指して金融・情報通信・運輸などで先進性を発揮しています。1ミリセカンド(1000分の1秒)の速さを競う金融の通信基盤整備でも地政学的な有利性を生かし、伸び行く中近東やインド、中国を睨んだ戦略的政策運営をしています。

明確な理念としたたかな戦略のもとで大きな青写真を描いて提案を集めて、より良いものを創造する。強烈な意志と固いチームワーク。7%成長の自信が、さらに有為な人材をつくりだしています。

香港の一流ホテルの責任者にも日本人がたくさいますが、肝心の日本人が泊まりに来られないとの嘆きを聞きます。国内経済が厳しく日本人の姿は減りました。香港のホテルにも好調な経済を誇る国々の人の姿が目立ちます。

縮こまる日本。縮こまる日本経済。犯罪数そのものは減っているにもかかわらず通り魔殺人など治安の体感も悪化しています。社会そのものが荒れて閉塞感が増しているかに見える日本。海外で日本の凋落を象徴する事実に出会い悔しい思いをします。

シンガポールでも香港でも人材への投資額がケタ違いです。良い人材を獲得するには、それにふさわしい処遇が必要です。国民新党の長谷川参議院議員は、元フィンランド大使の経験もある議員ですが、フィンランドという子育てを全てに優先させる国の政策を教えていただきました。

公教育の崩壊が叫ばれる日本と子育てをすべてに優先させるフィンランド。ここでも彼我の差が拡大するのではないかと思います。経済は一流、政治は二流と言われたかつての日本も、得意の経済そのものが中国はじめBRICsの国々にも追い上げられています。

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