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「マニフェスト改革」の道

2008年6月2日

(松沢 成文=神奈川県知事)

衆議院議員時代、私は一貫して「政治改革実行」を目指し、「官から民への構造改革なくして日本の再生はあり得ない」とのスローガンを掲げて議員活動にまい進してきました。ところが、何年やっても、改革が進まない。霞が関の官僚の抵抗、族議員の抵抗があまりにも強く、改革が途中で頓挫してしまいます。そうした実態を目の当たりにして、「この国を本当に変えるのは、国会からでは難しいのではないか」と思い始めました。

なぜ知事へ転身したのか

折りしも、全国各地で「改革派知事」と呼ばれる新しいタイプの知事が登場し始めていました。「今、この国を変えていくとしたら地方からではないか」、そんな思いを抱くようになりました。

日本の歴史を見ても、長く続いた体制が壊れるのは、体制の内側からではなく、必ず地方の勢力が都に攻め上って、古い体制を打ち負かしてきたのです。

「まず、地方において、しっかり根を張った活力ある民主政治をつくり上げる。そして、改革派の知事や市町村長が連合軍をつくって、霞が関や永田町の既得権益と戦って、日本を変えていく──。こうしたシナリオの方が改革のスピードがずっと速いに違いない」。そんな確信を持つようになったのです。

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