
■社長内定の記者会見では、出井会長が中鉢さんをグッドリスナーだと評しました。
中鉢 そうなりたいなぁ、と思っていますよ(笑)。なるだけ多くの人の意見を聞きたいと。ただ、あの言葉が褒め言葉なのか、そうでないのか、判断は難しいですね(笑)。最初は悪い方にとりました。人の意見ばかり聞いて自己主張しない、という意味かと。あるいは調整型の人間という意味かなと。
普段は物事をネガティブにはとらえない性格です。むしろ何でもネアカに取る方ですね。出井さんが、発言する前になんかモジモジしていたので、それを敏感に感じ取っちゃたんですよ。もう少し違う誉め言葉があったんじゃないかなぁ(笑)。今日のインタビューでもお分かりかと思いますが、私自身、おしゃべりなところがあるんですよ。
■30回に及んだ今回の連載のためのインタビューで最後の質問をします。中鉢さんにぜひお伺いしたい。ソニースピリットはよみがえるでしょうか。
中鉢 よみがえります。
■根拠は何でしょう。
中鉢 社内にある強いエネルギーを感じています。ソニーの社員が、「やるぞ」という意識を持っていることをムンムンと感じます。強い潜在的な力が、今かいまかと湧き出ようとしている。これこそがソニースピリットです。
カスタマーは、他社の製品を含めて、現状に満足しているわけではない。カスタマーが満足していない状況に、ソニーの潜在的な力が正面からぶつかれば、大きな爆発が起きる。ソニーならば、この爆発を起こせる。必ずや、エレクトロニクス事業の復活をやり遂げます。
カスタマーは、ソニーに期待しています。その期待が続く限り、ソニースピリットは永遠です。カスタマーは、ソニースピリットを発揮するためのバネになるからです。
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- 設立趣意書に記されたソニースピリットの原点 (2005/06/20)
- 中鉢良治次期社長に聞く「ソニースピリットはよみがえるか」(下) (2005/04/28)
- 中鉢良治次期社長に聞く「ソニースピリットはよみがえるか」(上) (2005/04/27)
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