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「スタミナ」にこだわるソニーの中核技術「VME」

2005年4月20日

ソニーが、最新のネットワークウォークマンに採用した「バーチャルモバイルエンジン(VME)」とは何か。

ひとことで言えば、モバイル製品の「スタミナ(長時間駆動)」を支える、ソニー独自の低消費電力技術である。ソニーは、モバイル製品のすべてでスタミナの強化を標榜している。VMEは現在、ネットワークウォークマンのほか、CDプレーヤーやMDプレーヤー、そして、小型ゲーム専用機「PSP」にも採用されている。

VMEを搭載したシステムLSI「CXR704060GA」。最新のネットワークウォークマンに搭載されている

フラッシュメモリーを搭載した「ウォークマンスティック」は、VMEを採用することによって、50時間の連続再生時間を実現した。ちなみに、同じくフラッシュメモリーを搭載したiPod Shuffleの連続再生時間は12時間である。ウォークマンスティックはさらに、わずか3分の充電で、3時間の連続再生を可能にできる。

同様に、ハードディスク製品で比較しても、その差は圧倒的だ。iPodの12時間、iPod miniの18時間に対して、ウォークマンスクエアは40時間の連続再生が可能だ。

VMEの開発が始まったのは2000年のこと。妹尾克徳プロセッサー・エンジン開発担当部長が、旧・PSOC(プラットフォームシステムオンチップソリューションセンター)において取り組みを始めた。

同年冬には、LSI開発を担当するソニーセミコンダクタソリューションズネットワークカンパニーが、「マイクロワットプロジェクト」を開始すると同時にVME技術の採用を決めた。同プロジェクトにおいて、シリコンオーディオの消費電力低減を目指した具体的なLSIの開発と、民生品への利用を目的としたVMEの改良が始まった。

妹尾 克徳
ソニーセミコンダクタソリューションズネットワークカンパニー
SoC事業本部
システムアーキテクチャー開発部門プロセッサIP開発部
プロセッサー・エンジン開発担当部長

next: ソニーは、シリコンオーディオでどんな差別化を実現できるのか?

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