快走するトヨタ、豪華「保養所」をオープン
最高益を更新し続けるトヨタ自動車が新しい保養所を今年7月にオープンする。100%出資子会社のトヨタエンタプライズ(本社:名古屋市)が約30億円を投じて、蓼科高原(長野県茅野市)で建設中の施設「テラス蓼科」がそれだ。一方、業績悪化などを理由として、保養所を閉鎖したり、売却したりする企業は少なくない。保養所の“明と暗”がはっきりとしてきた。
「新しい福利厚生施設のあり方を提案する」
まずは「テラス蓼科」の概要を見よう。
新しい保養所は蓼科高原の入り口、「蓼科高原カントリークラブ」の前に位置する。敷地面積は約10万平方メートル、地上2階建てで、建築面積は約4600平方メートル、延べ床面積は約7000平方メートル。客室は全部で60室ある。うち、メゾネットタイプが16室で、フラットタイプ(段差のない部屋)が24室。ほかに、コテージが計20室(メゾネット10室、フラット10室)ある。このコテージ棟ではペット同伴で宿泊できる部屋も用意している。
付帯施設の充実ぶりも際立っている。レストランやバーはもとより、露天風呂をはじめとする温泉施設とエステルーム、会議や宴会に使用できるファンクションルーム、カラオケやマージャンなどの娯楽室、ドッグラン(ペット運動場)、テニスコート……といった具合だ。
「テラス蓼科」は会員制という形態を採る。「トヨタ自動車をはじめ、関連会社を中心に約70社が会員になる。従来の保養所のイメージを一新し、1社単独の所有に比べ多くの企業で共有することで、スケールメリットを生かす。会員の法人に対しては『新しい福利厚生施設のあり方』を提案し、実際に利用される方々には『リゾートホテル』を満喫していただく」(トヨタエンタプライズ)。
施設の運営はトヨタエンタプライズが会員企業から受託する。会員権は1口420万円で、1室につき14口、合計840口。1口の内訳は建物不動産代金が357万円、修繕預託金が63万円(いずれも税込み)となっている。
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