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「起業脳」を活性化する

2006年2月17日

(永井 弘=編集委員室編集委員)

あなたの会社の新規事業はうまくいっているだろうか。もし、あなたの会社の新規事業が失敗続きなら、開発担当者やデシジョン・メーキングをする立場にいる経営陣の「起業脳」が眠っている可能性が高い。だったら、その「起業脳」を活性化させればいい。

もっとも、「起業脳」をほとんど持たないビジネスパーソンやエグゼクティブが、新規事業開発の仕事に就いている場合もある。本人にとっても、会社にとっても実に不幸なことだ。

さて、ここでは、IPO(新規株式公開)成功社長の「起業脳」、すなわち彼らの起業に関する発想法や行動理論を紹介しよう。大いに参考になるはずだ。なお、詳しい関連情報は近著の「株式公開でスピードサクセス!-上場・成功社長が実践した“超速”テクニック39-」を参照してもらいたい。

経験、直感、調査が3点セットだ

今回、登場するIPO成功社長は、製造業に特化するアウトソーシング会社、日本エイム(2003年12月、ジャスダック市場上場)の若山陽一氏(35)。同社は現在、半導体・液晶生産ラインの一括受託サービスに注力し急成長を続けている。若山社長の「起業脳」を明らかにすべく、品川の本社を訪ねた。

若山社長は開口一番こう語った。

「地元・愛媛県の高校を卒業してから上京したが、入学した大学をたった4日間で辞め、今で言うフリーターに。ビルの清掃から、クラブのウェイターまで何でもやった。コーヒー豆をスーパーで買ってきて、それを挽いて出す屋台もやった。営業時間は夜だったので、ホステスさんなんかがお客さんだった」

その後、学生時代の先輩に誘われて人材派遣大手のパソナに入社し、セールスを担当した。

「セールスをやりながら、人材登録するたくさんの人たちを面接した。自分自身が多感な年齢だったこともあり、いろいろと刺激を受けた。とにかく、面白い仕事だったので、『人材派遣』をキーワードに会社をつくろうと考えた」(若山社長)

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