「バカンス大作戦」始動
(永井 弘=編集委員室編集委員)
バカンスとは、長期の保養や観光を意味するフランス語。そのバカンスの本家本元、フランスから、リゾート施設「クラブメッド」が日本に上陸したのは1987年のこと。北海道・狩勝高原に第一弾となる「サホロ・バカンス村」が開業した。99年には、第二弾として沖縄に「クラブメッド 石垣島カビラ・バカンス村」がオープンする。
「クラブメッド」を世界展開するクラブメディテラネS.A.(本社パリ)は、当初から日本の施設でも長期滞在型(バカンス)の需要を生み出すことをもくろんだが、日本市場ではなかなか定着しなかった。“日暮れて道遠し”。しかし、ここへ来て、長期滞在型の普及を予兆させる動きが出てきた。

川平半島の北に立地する「クラブメッド」。約11万6000平方メートルという広大な敷地に施設が建っている
この冬、「クラブメッド 石垣島カビラ・バカンス村」(客室総数183室)で試験的に企画した長期滞在型商品の売れ行きが絶好調なのだ。「1月中旬から3月中旬までの2カ月間、長期滞在型商品の利用者が400人を超える見通し。大ヒットと位置づけることができる」と語るのはクラブメディテラネS.A.の日本法人、地中海クラブ(本社東京・千代田)の森本大・社長。サホロの開業から約20年、「クラブメッド」はバカンスに対する執念を実らせたといっても過言ではない。
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