このページの本文へ
ここから本文です

“三ツ星シェフ”日本出店の成否を占う

2005年12月20日

(永井 弘=編集委員室編集委員)

仏ミシュランによる格付けで最高位を占める三ツ星レストランのシェフが、次々と日本に出店している。2005年は、東京で“三ツ星シェフ”がプロデュースする2軒のレストランがオープンした。04年12月の「ベージュ東京」(銀座)に続き、05年9月1日、青山でビストロ「ブノワ」を開店したのがアラン・デュカス氏だ。

アラン・デュカス氏は「厨房を飛び出した料理人。むしろ実業家だ」と言われるだけあって、パリで営業する三ツ星レストラン「アラン・デュカス・オ・プラザ・アテネ」とビストロ「ブノア」をはじめ、南仏、ロンドン、ニューヨーク、ラスベガス、チュニジア・カルタゴ、モーリシャス、香港など世界中で20軒を超えるレストランやオーベルジュをプロデュースしている。

アラン・デュカス氏の日本出店はビストロ「ブノワ」で3軒目となるが、実は、1軒目は閉店の憂き目をみた。2000年7月に東京ディズニーランド(TDL)の複合商業施設イクスピアリ内で「スプーン フード&ワイン」をオープン。しかし、ファミリー客でごった返すTDLと高級フレンチのイメージがまったく合わず、開業から2年半後の02年12月に撤退した。そして、再挑戦の第1弾が「ベージュ 東京」、第2弾がビストロ「ブノア」というわけだ。

一方、南青山で05年11月29日に開店した「ピエール・ガニェール・ア・東京」をプロデュースするのがピエール・ガニェール氏だ。「厨房の中の芸術家」と呼ばれるガニェール氏は、96年にフランス・ローヌ地方で三ツ星レストランを倒産させてしまったが、パリで再起する。その開店からわずか2年後の98年、レストラン「ピエール・ガニェール」は三ツ星を獲得した。そのガニェール氏にとって、今回が初めての日本出店だ。

11月29日にオープンした「ピエール・ガニェール・ア・東京」

next: 顧客の囲い込みを狙うが…

あなたのご意見をコメントやトラックバックでお寄せください

記事検索 オプション

日経BP社の書籍購入や雑誌の定期購読は、便利な日経BP書店で。オンラインで24時間承っています。

ご案内 nikkei BPnetでは、Internet Explorer 6以降、 Safari 2以降、Opera 8以降、Netscape 8.1以降またはHTML 4.01/CSS level 1, 2をサポートしたWebブラウザでの閲覧をお勧めしております。このメッセージが表示されているサポート外のブラウザをご利用の方も、できる限り本文を読めるように配慮していますが、表示される画面デザインや動作が異なったり、画面が乱れたりする場合があります。あらかじめご了承ください。

本文へ戻る