「犯罪防止ソフトのリーダーになりたい」、インテリジェントウェイブの安達会長
1984年12月、ソフト会社として設立したインテリジェントウェイブ。クレジット・デビットカードのオンラインシステム、証券トレーディングの基幹ネットワークシステム、セキュリティシステムの3分野に特化し、2004年6月期に売上高52億5700万円、経常利益3億6500万円に達した。「技術力を高め、犯罪防止ソフトのリーダーになる」と意気込む安達一彦会長に話を聞いた。
(聞き手:田中 克己=編集委員室主任編集委員、撮影:厚川 千恵子)
─── 安達は1967年4月、日本ユニバック総研の1期生として入社した。競争倍率100倍と狭き門だったが、ここでコンピュータサイエンスなどを学んだことが後々の成長につながる。
安達 思い出すのは、構造解析などの理論が米国から入ってきたこと。とりわけ有限要素法によって、自動車や造船などの解析がコンピュータで可能になったことだ。当時、日本は世界一の造船国だったが、太平洋で船体が折れてしまうという事故があり、それまでの信用を失墜してしまった。そこで運輸省をはじめ大学、造船会社などが参画した国をあげてのプロジェクトが立ち上げり、解析プログラムを作ることになった。私もそのプロジェクトに参加した。5年間やり実験結果と計算が一致し、「俺たちにも解析プログラムが作れた」という自信がついた。
─── 解析プログラムを動かすには64ビットのコンピュータが必要だったが、それに対応した製品は米CDC(コントロール・データ)にしかなかった。このプロジェクトに加わったことがきっかけとなって、安達は日本CDCに移る。その後、日本マーク、プライムコンピュータ、タンデムコンピューターズの日本法人社長を務めた
安達 造船や自動車、原子力などの解析に有効な非線形の計算を可能にするソフトを開発した米マークアナリシスリサーチが日本法人を設立することになり、縁があって日本法人社長になった。その後、プライムに移るが、さらに友人の友人からタンデムコンピューターズ日本法人の社長を探しているという話が舞い込んできた。複数の人を紹介したりしてあげていたのだが、最後は「お前に」となった。タンデム創業者から航空券が送られてきたので、軽い気持ちで本社に行ったらサインしてしまった。
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