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太陽電池セル、2008年3月の日本企業生産能力は約1.5GW/年〜約45%をシャープが占める、2011年3月は3.8GW/年へ

地球環境に対する意識の向上と原油価格の高騰により、太陽電池の需要が欧州を中心に盛り上がっている。これを受けて日本メーカーは続々と生産能力の拡張を発表している。日経マーケット・アクセスの調査によると、日本メーカー全体の太陽電池セルの年間生産能力は、2008年3月時点で約1.5GW(ギガワット)(図1)。3年後の2011年3月には、その約2.5倍の3.8GWに達する見通しだ。

図1 日本メーカーの太陽電池セルの生産能力の推移(2008年3月実績、2009年3月〜2011年3月予測 ※)

シャープが独走、2011年の2位争いは三洋、京セラ、三菱、昭シェル

各社の生産能力を見ると、2008年3月時点でシャープが日本メーカー全体の約45%を占めトップを独走。2011年3月までほぼ同じシェアで推移する。同社は現在多結晶シリコン系が生産の中心だが、今後は薄膜系の生産能力を引き上げ、2011年3月には薄膜系が生産能力の6割を占める見込みだ。

シェア2位は、2010年頃までは三洋電機と京セラの争いだが、2011年3月には三洋電機が京セラを引き離す。三菱電機が両社を追い上げ、2011年3月頃には2位争いに加わる見通しだ。

さらにCIS系太陽電池を手掛ける昭和シェル石油が、2011年3月から2011年12月にかけて、生産能力を80MW/年から1GW/年に引き上げる計画。これが実現すると、国内メーカー2位に躍進する。

日経マーケット・アクセスは2008年10月10日(金)に、太陽電池マーケット・セミナー「日本の巻き返し、台頭するアジア・パシフィック」を開催(協力:NIKKEI MICRODEVICES)。日本を代表する太陽電池メーカー、著名アナリストを始め、海外メーカーからも講師を招き、太陽電池市場の今後の推移と、各メーカーの戦略をより具体的に明らかにする。

日経マーケット・アクセス

※各社の発表から日経マーケット・アクセスが推定した。

シャープは多結晶シリコン系太陽電池の生産能力は、計画が未定のため現在の生産能力695MW/年で一定とした。実際には、能力が増強され、グラフの数値より上振れする可能性が高い。

三洋電機は2011年3月の計画を600MW超と発表しているが、本図では600MW/年とした。三洋電機は電卓など民生機器向けにアモルファス・シリコン系太陽電池を5MW/年ほど生産しているが、本図には含めていない。

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