日本のデジタル・コンテンツ市場は右肩上がり〜2008年は7.1%増の2.89兆円
日本のデジタル・コンテンツ市場は右肩上がりの成長が続いている。デジタルコンテンツ協会(DCAj)が2008年9 月に発行した「デジタルコンテンツ白書2008」によると、2007年の国内デジタル・コンテンツの市場規模は2兆6947億円、対前年比3.4%増となり、前年の伸び率を1.5ポイント上回った(図)。コンテンツの分野別に見ると映像市場が構成比を着実にあげ、2007年にはそれまで最も多かった音楽市場を上回りトップになった。
図 国内デジタル・コンテンツ市場規模と成長率の推移(2003年〜2007年実績、2008年予測)
出所:デジタルコンテンツ協会、「デジタルコンテンツ白書2008」(2008年9月)(拡大)
2008年のデジタル・コンテンツ市場は2007年を上回る成長率になるとDCAjは予想しているが、少子化の影響などの懸念も指摘、先行き不透明感もある。
前年に続き、2008年の予想は下振れする可能性も
DCAjは毎年デジタル・コンテンツ市場を調査し、その結果を「デジタルコンテンツ白書」として発行している。国内のデジタル・コンテンツの市場規模は、各種業界団体の調査データや関係省庁の統計データを基に推計したものである。
コンテンツのデジタル化の進展とともに、国内のデジタル・コンテンツ市場はプラス成長が続いている。2006年は対前年比1.9%増にとどまったが、2007年は同3.4%増と伸び率は高くなった。2008年は2007年を上回る同7.1%増と予想した。ただ、「各分野を積み上げた結果このような成長率になったが、実際の市場を見ると(この数字を達成するのは)難しい面もある」(DCAj)。
前年も2007年の予想を同10.1%増としていたが、実際には約7ポイント下振れした。国内は少子化が進み、人口も減少し始めた。国内の市場環境が厳しくなるのは避けられない。そのために国内のコンテンツ関連事業者は、新しいビジネス・モデルの展開と海外市場の開拓が重要だとしている。
DCAjではデジタル・コンテンツ市場を「映像」「音楽」「ゲーム」「図書、画像・テキスト」の4分野に分けている。分野別の構成比を見ると、2006年まで音楽市場が最も金額ベースで大きく30%を超えていたが、2007年には28.5%に落ち、29.3%の映像市場が逆転して1位になった。2008年は映像市場の比率が30%を超える見込みである。
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