ブレード・サーバーは「オフコン回帰」市場へ
2003年ごろから注目を集め始めたブレード・サーバーは、当時「2007年には台数の20%にまで急成長する」との調査会社の予測もあったが、2007年の出荷台数(サーバー・モジュールの枚数)実績はIAサーバーの約10%程度。やや期待はずれで推移してきたが、2007年の後半から新市場の開拓が始まった。ブレードの収容枚数は最大8枚程度と小型だが、一般のオフィス・フロアに設置が容易な100V電源に対応した製品である。売り方はおおむね「150万〜300万円で3〜4枚のブレードとシャーシのセット」が中心だ。
「かつてオフコン1台で会計や販売など全業務を処理していた中堅・中小企業のほとんどが、IAサーバーとパッケージ・ソフトの組み合わせに移行した。だがこれに伴い、業務や機能を3〜4台以上のサーバーに分割せざるを得なかったケースが多い。小型のブレード・セットはこれを“1台”のきょう体に戻せる安心感が受けている」とある国産メーカーは語る。各社の意見を総合すると、ブレードがIAサーバー市場に占める比率は台数、金額とも、2010年に15%程度まで上昇すると見られる。
脚注:電子情報技術産業協会(JEITA)が公表している「IAサーバー」、「UNIXサーバー」、「独自OSサーバー」、「メインフレーム」の四半期単位の出荷台数・金額統計を基に、JEITAの統計に参加していないメーカー(デルなど、2007年度からは日本ヒューレット・パッカードも不参加)の出荷分を『日経マーケット・アクセス』が推定して加算し、4四半期幅の中心化移動平均値を算出。この移動平均値の推移に近似する回帰分析により、2010年までの四半期単位の出荷金額(図2)、暦年単位の全サーバー市場合計の出荷台数・金額(図1)を推定した。
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