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NTTのNGN、2010年度1000万は遠い夢〜FTTHは全国で2100万から2200万台に

『日経マーケット・アクセス』は国内のブロードバンドとNTTのNGNの市場について独自の予測を発表した。それによるとFTTHはNTTの目標である2010年度2000万にかなり近付くが、次世代ネットワーク(NGN)については半分以下の400万台にとどまる可能性が高い。

FTTHの予測は都道府県ごとに最大普及率を設定してシミュレーションした。どの都道府県でも世帯数の60%までFTTHが普及するとしたときの予測を「Aシナリオ」、東京など既にブロードバンドの普及率が50%を超えている都府県について、現在のブロードバンド普及率+10%までFTTHが普及するとしたときの予測を「Bシナリオ」として図1に示す。

図1 FTTHの契約数推移(2005年3月末〜2008年3月末実績、2009年3月末〜2013年3月末予測)

NTTが2000万を目標としている2010年度末の予測値はAシナリオで2117万、Bシナリオで2223万。ただし、これはNTT以外のFTTHも含んでおり、NTT東西の合計は1700万〜1800万と目標を1割以上下回る見込みである。それでも2011年度中には2000万を超える可能性が高い。

一方、今年NTTがサービスを始めたNGNについては2010年度末までに1000万契約が目標であるという。NTTは2010年度までは「需要対応マイグレーション」フェーズであり「NGNサービス提供エリアの拡大に伴う需要対応を基本とする」と表明している。そこで、NTTのNGN展開計画をベースにNGNだけのシミュレーションを行った。その結果が図2だ。

図2 NGNの契約数推移(2009年3月末〜2012年3月末予測)

2011年3月末にはAシナリオで402万、Bシナリオで466万といずれも目標の半分にも達しないという結果になった。2011年度まで伸ばしてみてもAシナリオで594万、Bシナリオで697万にとどまる。もっとも2011年度からは既存のFTTHユーザーをNGNに置き換えるフェーズに入るので、それを入れればもっと増える可能性がある。NTTが2010年度にNGN1000万を達成するには、既存ユーザーの置き換えを早期に進めるなど、今の計画よりも大胆にしていく必要がある。

日経マーケット・アクセス

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