競争が進み処理はさらに高速化へ
こうしたグーグルの“発破”はポジティブな方向に進み始めている。Chromeの当面の競合となりそうなFirefoxを提供するモジラのジョン・リリーCEOは、「競争は革新をもたらす」としてChromeの登場を歓迎している。
■参考記事
・モジラCEO、「Google Chrome」のリリースを歓迎
無論、グーグルは以前からモジラを支援しており、日本でのChromeの説明会でも、グーグルとモジラの協力関係は変わらないと述べている。多少はこうした“歓迎”発言も割り引いて見る必要ある。
■参考記事
・Mozilla、GoogleをFirefoxの標準にする契約を延長
ただモジラのジョン・リリー氏は、「JavaScriptのパフォーマンスの大幅な向上、セキュリティ・プロセスの前進、ユーザー・インタフェースの飛躍的進歩といったことを実感できるはずだ」と発言している。この流れはChromeと同じだ。
■参考記事
・Firefox 3.1に搭載予定のJavaScriptエンジン「TraceMonkey」、数倍〜数十倍の高速化
3カ月前の時点ではJavaScriptの処理に関してFirefox 3が高速だった。Chromeの登場がさらなる高速化競争を促すことは間違いなさそうだ。
■参考記事
・ついに登場Firefox 3、最速ブラウザはどれ?
Chromeは、ユーザーにとっては単なるJavaScriptの処理が速いWebブラウザかもしれない。だが大きな視点でとらえれば、ChromeはWebの世界で現在進行形で起きている変化をユーザーに垣間見せてくれるものとも言えるのだ。
■参考記事
・Webはソフトとメディアを激変させる
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