以前も書いたように、さいたま新都心にある関東農政局を7月に視察した。僕が目にした農政局・農政事務所の職員たちはヒマそうだった。実際、農政局・農政事務所の仕事は、都道府県で処理できるものも多く、典型的な「二重行政」になっている。
事故米不正転売問題の発端は、今年8月に福岡農政事務所に寄せられた告発だった。2007年1月にも東京農政事務所に内部告発が寄せられていたが、福岡県筑前町の工場を立ち入り検査した福岡農政事務所の当時の検査では、700トンの未開封の在庫を確認しただけで、不正を見抜けなかった。三笠フーズの二重帳簿にまんまと騙されていた。
検査は抜き打ちではなく、三笠フーズに事前通告されていた。検査時間も2時間程度。ちょっとお茶でも飲んで、その辺をまわっていたら終わってしまう。
大手町にある東京農政事務所では、253人、福岡農政事務所は324人の職員が働いている。
米粉が工業用糊の溶剤としてどのように使われているのか。普通の感覚なら実際に現場へ見にいくが、役人はそういうことに興味がない。だから、なにも発見できない。
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