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米農政は社会主義のようだ〜農水省・農政事務所のあきれた体質と仕事ぶり

2008年9月17日

「事故米」を不正に転売していた米粉加工会社「三笠フーズ」(大阪市北区)の九州工場(福岡県筑前町)が、9月12日、営業禁止になった。三笠フーズが悪いのは当然だが、それで終わらせてしまってはいけない。とくに新聞の視点で欠けているのは、農政事務所をめぐる構造的問題だ。

事故米とは、水をかぶったり、基準値を超える残留農薬が検出されたり、カビがあったりして食用にできない米のこと。三笠フーズが転売した事故米には、カビや水濡れだけでなく、冷凍餃子事件で問題になった農薬のメタミドホスが含まれるものもあった。

転売された事故米は、焼酎や菓子、給食などに使われていた。自分たちが飲んでいる焼酎、食べているレストランのご飯は大丈夫なのか。消費者は不安を感じている。

農政事務所の職員はいったいなにをしていたのか

問題が発覚してから、農林水産省はあわてて追跡調査をはじめた。9月12日に農林水産省が発表した資料「三笠フーズによる事故米穀の不正規流通経路」では、三笠フーズから、おもに西日本各地の酒造会社や菓子製造会社に事故米が流れていた経路があきらかにされている。

三笠フーズによる事故米の流通経路(農水省ホームページより)。こうした流通経路を普段から把握しているべきではなかったのだろうか(拡大

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