天皇家に内在する大きなポテンシャリティ
雅子妃問題をとおして、僕はあらためて天皇家のポテンシャリティはすごいと感じた。これは文化人類学者の山口昌男氏の示唆で知ったのだが、王権はトリックスターの出現によって常に維持されていく。 「王は潜在的なスケープゴートだが、多くの場合、王権はこの役割を宮廷付の道化(トリックスター)か王子(プリンス)に負わせる」(ウィリアム・ウィルフォード『道化と笏杖』、晶文社)
いまの天皇家にとっては、雅子妃がちょうどトリックスターになっている。西尾氏が原稿を書いた雑誌が売れて、「朝まで生テレビ!」が多くの視聴者を集める。雅子妃というトリックスターにみんな注目しているわけだ。
トリックスターは一時的に秩序を乱すが、最終的には異質受容のシンボルとなり、王権を強化する。天皇家にはそういう大きなポテンシャリティがある。
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