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天皇家を取り巻く官僚機構、新聞のスクープが病状を悪化させる

天皇家が官僚機構に取り囲まれている状況も、雅子妃の病気を悪化させている。宮内庁の役人は各省庁からの出向者が多い。3年か4年で出向元に帰っていく人たちだから、天皇家が本当に心を許せる関係にはならない。

官僚機構はまったく無責任に、天皇家という生身の人々を取り囲んで、愛情ではなく自分たちの都合でマネジメントする。その結果、「OBに頼まれたから断れない」というくだらない理由で、天皇家がイベントに出席させられる。窮屈なスケジュールでは、精神的な負担も大きい。

1999年の雅子妃流産では、もっと深刻な事態が起きている。流産が記者発表されたのは12月30日だが、その直前、12月10日に朝日新聞が「懐妊の兆候」をスクープした。朝日新聞は、雅子妃の尿検査の結果まで入手。これは当然、宮内庁関係者からのリークである。

妊娠2週間くらいのところで、尿検査のデータが外に出て「妊娠したようだ」という報道がなされる。本人も検査結果を知らないうちに報道され、しかもそのあと流産してしまうのだから、絶対にトラウマになる。リークするような人間がいる職場では、いざ仕事をしようとしても鬱状態になって当然だろう。

鬱病治療には職場環境を変えることが大切だ。「外国に行く元気があるなら仕事しろ」と批判する人がいるけれども、雅子妃にとっては皇室が職場なのだから、環境を変えるためには外国に行くのも、治療のひとつだ。1年か2年、ヨーロッパに行って、気力の回復を待ち外交官的な立場で オリンピックの親善大使としてもご活躍いただく。そういう自由な活動をしていくなかで、結果的に病気が治ればありがたいという気持ちで見守ればいいのではないか。

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