このページの本文へ
ここから本文です

同世代との共有体験が希薄なことが原因ではないか

なぜ新しい鬱病が30代のあいだで増えているのか。斎藤氏は、共有体験の希薄さが原因ではないかと指摘している。

「……今の30代は、男女を問わず、突然、会社を辞めて留学するといった自分探しをし続ける人が少なくない……精神的に核となるような集団的な経験、トラウマが何もなかったのではないか……30代は信仰のなさゆえに、空洞のあまりにうつ病へと崩れていく傾向がある」(斎藤環「縛りから逃げ惑う中堅予備軍」、中央公論2006年10月号)

いまの30代は、他人と会ったときに話が通じるような話題を持っていない。全体的にひきこもり的、おたく的になっている。だから、心のバランスを失いやすい。

雅子妃のような帰国子女も、同世代の日本人との共有体験が希薄だ。共通の文化・体験があればこそ、以心伝心や阿吽の呼吸が可能となる。天皇家はその最たるもので、不幸にも雅子妃はベースとなる文化・体験を共有できていなかった。

雅子妃は御成婚のときに十二単を着てしずしずと歩くのだけれど内股の歩き方の経験がないから、ものすごく緊張して、唇をちょっと噛みながら、まるで平均台の上を歩いているようだった。

(全 5 ページ中 3 ページ目を表示)

記事検索 オプション

日経BP社の書籍購入や雑誌の定期購読は、便利な日経BP書店で。オンラインで24時間承っています。

ご案内 nikkei BPnetでは、Internet Explorer 6以降、 Safari 2以降、Opera 8以降、Netscape 8.1以降またはHTML 4.01/CSS level 1, 2をサポートしたWebブラウザでの閲覧をお勧めしております。このメッセージが表示されているサポート外のブラウザをご利用の方も、できる限り本文を読めるように配慮していますが、表示される画面デザインや動作が異なったり、画面が乱れたりする場合があります。あらかじめご了承ください。

本文へ戻る