番組のインタビューに僕はこう答えた。
記者 こういう団体は必要か。
猪瀬 まったく必要ない。これは天下り先をつくるためにつくりあげていく公益法人。農林水産省の天下りで、補助金・交付金が行っている公益法人は130ぐらいある。さらにその外側に、こういう自分でカネをとれるようなシステムになっているものがいくつもある。
記者 拠出金についてはどうか。
猪瀬 まるで上納金。上納金を配るために地方農政事務所が必要ということにしたいんだろう。まったくおかしな話だ。
天下り先としては、特殊法人(現・独立行政法人)が問題にされやすい。もちろん特殊法人も問題だが、じつは無数にある公益法人の方がいろいろなことをやっている。小さいから目立たないだけで、天下り先は圧倒的に公益法人が多い。
旧道路公団のような特殊法人は、いってみれば戦艦大和だ。一つの戦艦に、公益法人という駆逐艦がいっぱいくっついて、護送船団を形成している。
中央から天下った役人OBは、戦艦や駆逐艦の艦長になっていく。各省庁に存在する「天下りの護送船団」が守っているものは、国民ではなく、役人の利益だ。
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