うどん値上げの裏に公益法人〜役人の利益を守る「天下りの護送船団」方式
TBS「報道特集NEXT」(毎週土曜日午後5時30分〜6時50分)からインタビュー取材を受けた。テーマは農林水産省の天下り問題だ。
僕のところに話を聞きに来た記者はじつに真面目で、取材もちゃんとしていた。よくできた番組だったので、内容を紹介したい。
製粉業者が前払いする「拠出金」という不透明なカネ
僕が出演したのは、8月23日の「報道特集NEXT」で放送された「追跡!小麦で潤う“天下り法人”のカラクリ」だ。
世界的な物価高で、小麦の値段も高騰。そんななか、小麦価格の一部が農水省の天下り法人に流れ込んでいる。
オーストラリア産小麦は、2006年2月に1トンあたり4万6350円だったが、2008年4月には1トンあたり6万9590円に値上がりした。じつに1.5倍の値上げである。
その影響をもろに受けているのが、うどん店だ。さぬきうどんで有名な香川県では、95%以上のうどん店がオーストラリア産小麦を用いた小麦粉を使用している。
なかでも、うどん用に開発されたASW(オーストラリアン・スタンダード・ホワイト)という品種は品質が安定しているため、国産よりも高価格ながら多くのうどん店に人気がある。
さぬきうどんの「聖地」とされる香川県中讃地域の庶民向けうどん店では、去年まで1玉100円だった。しかし、現在は1玉130円となっている。
輸入小麦の価格は、10月にさらに2割値上げされる見込みだから、うどん店の経営はますます苦しくなるだろう。
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