バラバラな対応が二重行政、三重行政につながる
さらに国土交通省だけではない。雲仙普賢岳の噴火に伴ってできた新山を展望する山間に環境省までが「平成新山ネイチャーセンター」なる施設を8億円もかけて建設したのは「みらい館」と同じ2002年である。「火山とそれをとりまく自然環境及び人々の営みを理解するための学習施設」と説明するけれど、それぞれが縦割りで施設をつくり始めたら、啓発のための予算に国民の税金がいくら使われるか、わかったものではない。
官僚機構には費用対効果という考え方が薄いから、効果が見えにくい啓発活動に無限に税金が費やされている。国土交通省の国道事務所で道路特定財源がミュージカル公演に使われてきた、とメディアが報じているが、いたるところに出先機関の無駄が転がっている。
広報啓発活動が地元にとって必要であれば、地元自治体が地域の観光政策や教育政策の一環として行えばよいはずなのに。
(全 5 ページ中 5 ページ目を表示)
この連載のバックナンバー バックナンバー一覧へ 画面先頭に戻る
- 2つの民営化を否定するのか (2008/09/22)
- 米農政は社会主義のようだ (2008/09/17)
- 雅子妃問題と新しい時代病 (2008/09/09)
- うどん値上げの裏に公益法人 (2008/09/03)
- 洞爺湖サミットは失敗だったのか (2008/08/27)


