八王子市の横川町宿舎は建設を凍結
国土交通省が凍結を発表したのは、東京都八王子市に予定されていた横川町宿舎(14戸)と富山市の奥田宿舎(10戸)である。いまある横川宿舎も、ほかの宿舎と同様に、約44㎡で4638円という格安家賃だ。同省の峰久幸義事務次官は「宿舎はやむ得ないものに限っては建設するが、新規着工は抑制する方針」と述べた。
国道事務所の宿舎問題は、『眼からウロコ』で取りあげてきた新たな参議院議員宿舎の建設問題と同じだ(関連記事)。衆議院の赤坂議員宿舎が、非難を浴びた。いまでも300戸のうち100戸が空室である。清水谷の参議院宿舎は東京都の風致地区条例の15mという建築規制のエリアにある。にもかかわらず規制を大幅に超え、56mの高さを予定しているので、石原慎太郎都知事や僕は風致地区条例に違反しているとして、国との協議を中断している。
適正な家賃を取る、住宅手当に切り替える
国道事務所の宿舎が問題になったのは、道路特定財源を使って整備しているからだ。道路特定財源は道路をつくるためのもの。宿舎をつくるためのものではない。
40兆円の借金を抱えていた旧道路公団も8000人の職員に対して7500戸もの宿舎を所有していることを、民営化委員会の請求で明らかにし、処分をさせた。いまどき社宅を保有するのは役所だけではないか。
もちろん辺鄙な土地の工事の都合で宿舎が必要なケースもあるだろう。それならば適正な家賃を取るべきだ。あるいは宿舎を売却して、住宅手当に切り替えるという手もある。
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