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江田参院議長も菅直人氏も僕を避けた

10月12日に、グランドプリンスホテル赤坂 五色の間で開かれた「江田三郎 没後30年・生誕100年を記念する集い」に出席した。江田三郎氏は江田五月・参議院議長の父親である。僕は、パーティーが終わるギリギリで駆けつけた。そこで、8月7日に会って参院宿舎の話をした江田議長に「江田さん、参議院宿舎の問題ですが」と声をかけた。しかし彼は、「ああ……」と話をそらして、すぐにどこかへ行ってしまった。

民主党の菅直人代表代行もいたので「菅さん、あのね、これは超党派の問題ですから……」と話しかけると、あいまいな表情で向うへ行ってしまった。民主党は参議院の“与党”である。民主党が反対の姿勢を打ち出さなければ、国民は民主党を見棄てるだろう。

参議院議員の中には、宿舎をつくってほしいと思っている者も多い。こんな議員特権がほんとうに国民の支持を得られると思っているのか。

新聞やテレビは、何をやっているのか。衆議院宿舎のように、完成してから騒ぐつもりでいるとしたら、まったく情けない。建設する前にやれ!である。

猪瀬 直樹(いのせ・なおき)

作家。1946年、長野県生まれ。

1987年『ミカドの肖像』で第18回大宅壮一ノンフィクション賞を受賞。『日本国の研究』で1996年度文藝春秋読者賞受賞。以降、特殊法人などの廃止・民営化に取り組み、2002年6月末、小泉首相より道路関係四公団民営化推進委員会委員に任命される。政府税制調査会委員、東京大学客員教授、東京工業大学特任教授、テレビ・ラジオ番組のコメンテーターなど幅広い領域で活躍中。東京都副知事。最新刊に『東京からはじめよう』(ダイヤモンド社)がある。

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