それでも「ライブラリの使用」というと、一般的な「使いまわし」を連想し、否定的になる傾向はある(最近そうでもなくなりつつありますが)。また、時間やコストから「しょうがない」からというのも多い。
どうやら「ライブラリ」と「使いまわし」の悪いイメージをつなげ、否定してしまうらしい。しかし、いったいどうしてなのだろう。いつも「ライブラリ」のお世話になり、肯定している身には不思議でしょうがない。
日本人に不得意な「ライブラリ」という発想
ところが「ライブラリ」から「使いまわし」を連想し、否定的になってしまうのは、どうも日本だけのようだ。
数少ない経験で断言するのは危険だが、海外では、ごく当然のように「ライブラリ」を活用し、むしろ「ライブラリ」を有効に活用するのが評価されるような印象がある。プロジェクトで一緒になった海外の方々などは、「あれとこれを、あそこから持ってきて、つなげばハイできあがり」的な発想が強く、正直なところ戸惑うことさえあった。
もちろん、それはそれで悪くはない。ただ、その危うさもある。
なにも、すべてをゼロからつくるのが尊いわけではないが、どことなく「荒っぽい」ことは否定できない。また「手軽に」「簡単に」だけで判断する不安もある。たしかに、問題なく進めば、短い時間でコストもかけず「ハイ、一丁あがり」で終わる。しかし、どこかでトラブルが発生すると、その修復には想像を絶する時間がかるうえ、採用したソースに問題があった場合など、もう絶望的にならざるをえない。
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