和田 洋一 CESA会長に聞く 2007年下期は据え置き機にも期待〜ゲーム業界は世界戦略が必須に
(聞き手:川崎 慎介=ゲームビジネス特別取材班)
2007年の上半期は、「ニンテンドーDS」などの携帯型ゲーム機が堅調に市場を拡大したことで、ゲーム業界には好調ムードが漂っている。一方、任天堂の「Wii」やソニー・コンピュータエンタテインメントの「プレイステーション3」、マイクロソフトの「Xbox 360」などの新型据え置き機向けタイトルのラインアップも充実してきており、下半期のさらなる市場拡大が期待される。
9月20日に開催される「東京ゲームショウ2007」を控え、各メーカーの動きも活発になってきた中、今回は、コンピュータエンターテインメント協会(CESA)の会長を務めるスクウェア・エニックス社長の和田洋一氏に、2007年上半期商戦の手応えと、下半期以降の展望を聞いた。
■まずは2007年上半期の国内市場について、感想をお聞かせ下さい。
和田 2007年上半期は、マーケット全体が非常に明るかったという印象ですね。2007年前半は、昨年の流れを引き継ぐ形で、携帯型ゲーム機が非常に好調で、PSPはもちろんのこと、特にDSのパワーがすごかった。これら携帯型ゲーム機のハードが順調に伸びたことで、新しいユーザーが増加し、それに伴ってソフトの販売本数も前年比で大きく成長しました。また、携帯型だけでなく、Wiiなどの新型の据え置き機も好調です。

和田 洋一 CESA会長/スクウェア・エニックス社長
ゲームの市場というものは一般に、まずハードが売れることによって始まります。ハードが売れることで、ソフトが売れる下地ができるわけです。ですから、ソフトの販売ピークはどうしてもハードが普及してから、ということになります。
このため、上半期のソフトの伸びの内訳を見ると、やはりDSなど、すでにハードが広く普及していた携帯型ゲーム機向けソフトが大半を占めています。ようやくハードが普及し始めた新型据え置き機向けのソフトは、これから伸びていくフェーズに入ったところだといえます。

