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NY公立中学、携帯電話を付与して生徒の勉強意欲を引き出す試み

(寺町 幸枝=ユナイテッドフィーチャープレス)

 米ニューヨーク教育委員会が、公立中学校の生徒に無料で携帯電話を配布し、学習意欲を起こさせようという試みを始めた。これは、特に教育レベルが平均以下の子どもたちに学習意欲を持たせることを目的とした、同委員会のキャンペーン「Million(ミリオン)」の一環。支給される携帯電話は、大手携帯電話会社、ベライゾン・ワイヤレス社の最新フリップ型モデルだ。無料通話を含め、音楽ソフトのダウンロードやメッセージ送受信機能など、通常の携帯電話の機能が丸々付いているという。生徒たちは、学業成績の結果次第で、無料通話をさらにポイントとして得られる仕組みだ。教育問題に携帯電話が一役買う。こうしたユニークなプロジェクトが注目を浴びている。

2008年2月、ニューヨーク教育委員会は、マンハッタンとブルックリン地区の公立中学校に通う生徒の出席率向上や勉強へのやる気を促進するためのキャンペーン「Million(ミリオン)」を始めた。

教育委員長のジョエル・クライン氏は、プログラム開始に際して「いまだに多くの低所得者層やマイノリティーの子どもたちが、標準レベルからほど遠い状況にある」とし、ニューヨークが「携帯電話」というツールを利用して、教育環境を整えるための画期的な試みを行なうことを宣言した。

携帯電話を無料で支給、ポイント制で将来チケットも

具体的なプロセスとしては、まず、現在キャンペーンに参加している公立中学校に所属する2500人の生徒たちに、ベライゾン・ワイヤレス社が提供する、サムソン製フリップ型携帯電話の最新モデルを無料で与える。この携帯電話には、1台に付き130分の無料通話がポイントとして付いてくる。携帯電話そのものの機能としては、音楽ダウンロード、ビデオゲーム、インスタントメッセージ送受信の機能など、通常と同じだ。

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