このページの本文へ
ここから本文です

(加藤 靖子=フリーライター)

ファッションとして、思い出として、体にアートや文字を刻み込むタトゥー。今や、限られた人だけのものではなく、ポピュラーな存在になった。

しかし、ご存じの通りタトゥーは、一度刻むと一生消えない。施すのはやはり勇気がいる。そんな中、永久に残るものでありながら、1回の治療で除去することも可能なタトゥーインクが現れた。一生残るはずのタトゥーが、もっと手軽になる。これからタトゥーを入れる人たちには、うれしい選択肢となりそうだ。

「消えない」のに「消える」インク

Fresdom2社のCEO、マーティン・シュミッグ氏の腕。開発したインクを使って自らの腕にタトゥーをに入れ、消えるかどうかを検証した。

タトゥー用の新インクを開発したのは、アメリカ・ニュージャージーに本拠地を置くFreedom2社。インク成分を安全な高分子のマイクロカプセルにし、生物分解可能な構造にした。マイクロカプセル化したことにより、皮膚に注入した際、体が安全にインクを吸収するという。タトゥーの除去は、レーザーを一度当てるだけでよい。マイクロカプセルが壊れ、色素が解放される。その後色素が消失し、タトゥーの跡は消える。

CEOを勤めるマーティン・シュミッグ氏は、1999年からこのインクの開発を始め、2007年12月に、ようやく製品化にこぎつけた。安全性を確保するために、ブラウン大学、デューク大学の研究者や、マサチューセッツ総合病院の医師らの協力をあおいだ。インクには、Infinity(無限大)とインクを掛け合わせ、「Infinitink」と名づけた。

(全 3 ページ中 1 ページ目を表示)

あなたのご意見をコメントやトラックバックでお寄せください

記事検索 オプション

日経BP社の書籍購入や雑誌の定期購読は、便利な日経BP書店で。オンラインで24時間承っています。

ご案内 nikkei BPnetでは、Internet Explorer 6以降、 Safari 2以降、Opera 8以降、Netscape 8.1以降またはHTML 4.01/CSS level 1, 2をサポートしたWebブラウザでの閲覧をお勧めしております。このメッセージが表示されているサポート外のブラウザをご利用の方も、できる限り本文を読めるように配慮していますが、表示される画面デザインや動作が異なったり、画面が乱れたりする場合があります。あらかじめご了承ください。

本文へ戻る