このページの本文へ
ここから本文です

貸し手が返済不履行の被害に遭わないよう、プロスパーでは各借り手の信用度合いが測れるいくつかのツールを用意している。金融機関が共通に利用する与信リストをベースにしたクレジットグレード、プロスパー経由で受けた融資の毎月の返済額とその他の借金の月間返済額を、月間収入額で割ったDTIと呼ばれる指標。

また、借り手グループと呼ぶものもある。これは、プロスパーのコミュニティーに登録した借り手が構成する組織。参加メンバーの与信分布などを公開する、評判の良いグループに参加することで貸し手からの信用を高める。メンバーの返済が滞れば、同じグループの他のメンバーが催促したりする。

プロスパーの収入は手数料

プロスパーは、貸し手と借り手の双方から手数料を受け取り収入としている。借り手からは、融資が成立した時点で融資額の1〜2%をクロージングフィーとして徴収する。融資額から差し引き、残金を借り手の銀行口座に振り込む。また、貸し手からは融資額の0.5%から1%の間でサービスフィーを徴収する。

魅力はやはり、金融業にありがちな堅苦しさを取り払い、庶民に身近なファイナンスサービスを提供した点だ。必要なのはインターネットと銀行口座、それに語るべき夢。これだけで、誰もがパソコン越しに資金を調達できる。お金を貸したい人も、気軽に画面の向こうの誰かの夢にかけてみることができる。

時代のニーズを上手に汲み取ったネットビジネスと言えるだろう。

形山 昌由(かたやま・まさよし)

新聞社で経済・産業関係の記者を務め、現在サンフランシスコ近辺に在住。

(全 3 ページ中 3 ページ目を表示)

あなたのご意見をコメントやトラックバックでお寄せください

記事検索 オプション

日経BP社の書籍購入や雑誌の定期購読は、便利な日経BP書店で。オンラインで24時間承っています。

ご案内 nikkei BPnetでは、Internet Explorer 6以降、 Safari 2以降、Opera 8以降、Netscape 8.1以降またはHTML 4.01/CSS level 1, 2をサポートしたWebブラウザでの閲覧をお勧めしております。このメッセージが表示されているサポート外のブラウザをご利用の方も、できる限り本文を読めるように配慮していますが、表示される画面デザインや動作が異なったり、画面が乱れたりする場合があります。あらかじめご了承ください。

本文へ戻る